行政書士の年収

行政書士の年収

ここ数年、開業者が増えてきた行政書士ですが、行政書士の年収はどれくらいでしょうか?
現在、行政書士開業者である私も行政書士試験受験生時代から合格、開業まで常に気になったことでした。

この行政書士の年収、実はなかなかわかりにくいです。

あるデータによると行政書士の平均年収は600万円だそうです。
しかし行政書士向けの会報誌「日本行政」によると年間売上500万以下の開業者が75.9%となっています。

これはどういうことでしょうか。

他士業との兼業者の存在

行政書士のなかには他の士業との兼業者が数多くいます。

社会保険労務士、司法書士、税理士などです。
その方たちの中で他士業の業務を主としている方は、行政書士としての収入(行政書士会に申告している収入)は年間数万円という方もいらっしゃいます。

サラリーマン行政書士、兼業行政書士、主婦兼行政書士の存在

行政書士の中には、上記の他士業との兼業以外に株式会社や商店を経営し、兼業で行政書士をやっている方もいます。
多くは建築会社や不動産会社など行政書士業務と関連している場合が多いです。

またサラリーマンを続けながら行政書士登録をしてる人もちらほらと。
独立開業に向けてサラリーマンをしながら、研修やセミナーに出席している人もいますが、平日はサラリーマン、休日に行政書士をしているという人もけっこう見かけます。

他には普通の主婦の方で時々相談や仕事をしているという方などもいます。

特認行政書士の存在

行政書士になるには一般的に行政書士試験を受験し、行政書士となる資格を得るのですがこれとは別に特認制度というものがあります。
行政書士の特認制度とは、公務員で行政事務に17年以上(高卒以上の場合)従事した場合、行政書士試験に合格することなく行政書士となる資格を有するという制度です。

この特認制度、そのほとんどは公務員を定年退職された方たちで、単なる肩書きがほしいだけであったり、会合などに出席したりすることを趣味(?)にしている方が多くほとんど行政書士業務をしていません。


行政書士開業者のホントの年収

上記の理由から行政書士の平均年収を行政書士会や行政書士連合会などの統計データから、推測することは難しいです。

年収500万とか600万というデータがどこから算出されたものかはわかりませんが、私の周りの行政書士の専業開業者はおそらくそれくらいであろうと思われます。
自分が開業したことによって、メインにしている業務の単価、補助者を雇っているかいないか、自宅事務所なのかどうかなどだいたいこれくらいの年収かなというのは想像がついてきます。


扱う業務や事務所形態にもよりますが、行政書士が一人で稼ぐことのできる年商は1000万が限度だと思います。

行政書士で年商1000万、月商で80万を超えると一人では仕事をこなしきれません。

一人以上補助者がいる事務所はおそらく年商1000万以上はあると思われます。



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